色気とは何じゃらほい。
今までに数多くの
ベリーダンスの発表会やショーを
観てきました。
今回は、私が思う「色気」について
書いてみます!
ベリーダンスの発表会では
若くてもお歳でも
お世辞とか抜きで皆さん綺麗です。
衣装や振付、ヘアメイク、
ベストを尽くしますから
とっても美しくなります。
でも、その美しさと
今回お伝えしたい「色気」は
全く違います。
普段から「色っぽい」と言われる人が
踊っても「色っぽい」かと言ったら
そうではない時もあります。
そう、不思議なんですよ。
ベリーダンスは露出が多い衣装ですので
誰でも「色気」が出せそうですよね。
胸の盛り具合や
ウエストのくびれ具合や
リップのツヤ具合など
「色気」の要素はここにありそうですが
そういう「見た目」で「色気」を
表現するものでもありません。
では「色気」って何じゃらほい?
私が思うに
もっと内側から溢れてくる
「色気」やねん。
人生の経験値なのか。
人の器の大きさなのか。
例えばエジプト人のダンサー。
シャツワンピースのような
決して体のラインが見えないような
ダボダボな衣装でも色っぽいんです。
ダボダボな衣装に
ヒップスカーフを巻いただけなのに
とても女らしくて色っぽい。
え?なんで??
なんであんなに色っぽいの?
えーー!?60歳過ぎてる?
めちゃくちゃ色っぽい!
普通に見たら
中年のおばさまの体型だけど(失礼!)
踊りだすとキラキラし始めて
ものすごいオーラでステージが輝きます。
時には色っぽく
時には少女のように見える「おばさま」
「ずっと観ていたい!一緒にいたい!」
と思うくらい引き込まれます。
人生経験を全て踊りに
詰め込んでいるかのよう。
楽しさも、苦しさも、辛さも、悲しさも
嬉しさも、怒りも、甘えも、真剣さも
全ての感情を経験した過去があるのでしょう。
その過去を優しく丸ごと包み込んで
その感情一つ一つが許されていて
受け入れられているような感じ。
愛情表現や慈悲深さが
毛穴からも滲み出ている感じ。
あーーー!
女神みたいなんですよ。
そう、女神!
呼吸の空気が
❤️型だよ、絶対!!
男性に媚を売るようなしぐさや
女友達からはウケの悪い「ぶりっ子」は
女性の本気の「色っぽさ」には
全く敵わない。
ベリーダンスの中で
媚を売ったり、ぶりっ子するのは
港町の女の子「ミラーヤ」などの
表現や演出ならいいと思う。
媚やぶりっ子を
「色気」としての表現に使うと
残念ながら安っぽく見えるので
気をつけた方がいいキーワードです。
(先生になってしまった)
今回伝えたいことは
人生経験が豊富にあった方が
より深みのある「色っぽさ」に
つながるってこと。
そしてここ大事なんだけど、
自分も人も何もかも許されている。
その過去を持つ「私」は美しい。
私の人生に悔いなし。
という自分の人生への信仰心。
強い方がいい。
見入っちゃいます、本当に。
美しいです。
性別を超えた色気に近いから
いやらしくないし。
だからどんなふうに
日々を生きているかって
とても大事なんだと思う。
人生100年時代だし
残りの人生で
女としての自分の人生を精一杯生きよう。
そして思い切り美しく着飾って
ベリーダンスで人生を表現するって
めちゃくちゃカッコいい。
性別を超えた色気。
これを目指そう。
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